【フィリピンで口座を開設】観光ビザでも開設できる!在住者が体験談をふまえて解説。

【移住】フィリピン

今後日本円の価値に不安を抱き、「海外に口座を持ちたい」や「フィリピン移住」などの理由で現地口座の開設を検討している方も多くなってきているように感じます。

私は2023年1月からフィリピンへ移住してから口座開設したいと考え、色々と調べました。

(日本にいながら開設する方法は、フィリピン大手銀行のジャパンデスクを利用する方法があります。)

ぼちぼち情報はありますが、現在とは異なるものが多く、、欲しい情報が得られずでした。

そんな私が2023年9月現在、実際に現地で口座を開設した体験をふまえて解説していきます。

これから口座を開設したい方は参考にしてみてくださいね。

なぜ現地での口座が必要か

1番の理由は“生活費のため(余分な手数料から解放されたい)”でした。

「最近のキャッシュカードは海外でも使える物が多いしそれでなんとかなるんじゃ? 」

そうなんです。旅行や数週間の滞在であれば、現地両替、キャッシングなどで問題なしです。

最近のキャッシュカードは海外で現地通貨を引き出せるものが多いですし、ほとんどのクレジットカードにはキャッシング機能もあるので、その都度現金を用意することは簡単です。

しかし、フィリピンでは海外発行のカードを使用する際の(日本発行のキャッシュカードやクレジットなど)手数料がかなり高いという落とし穴が。

一律250PHP(650円)ほどかかります。

そして、フィリピンのATMでは1度の引き出し限度額が10000〜20000PHP(約25000円〜52000円)なので

必要な生活費を用意するために、この手数料を毎回支払っていると手数料だけでかなりの額になってきます。

例)1ヶ月80000PHP(20万円)の生活費が必要とすると

10000PHP(1回の引き出し上限)× 8回

手数料250PHP × 8回 = 2000PHP(5200円)

1ヶ月5200円、手数料だけで支払うことになります。

これが半年〜1年間となると数万円になります。

せっかく物価の安いフィリピンに移住したのに、 ここで余分なお金がかかるという落とし穴にはまります。。

実際、フィリピン銀行のキャッシュカードであれば手数料無料、もしくは20〜50PHPでの取引が可能です。

これは絶対に欲しいと思ったわけです。

観光ビザでも口座開設できる

結論から言うと、観光ビザで滞在している私でも口座開設できました。

・私のステータス

私のステータスは

  • 2023年1月〜フィリピンのボホール島に隣接するパングラオ島に在住
  • 旦那・息子の3人で現在は観光ビザで滞在
  • IDはパスポートとACRカード(tourist)を所持(60日以上滞在する場合、発行必須の外国人登録カード)

おそらく移住者の方のほとんどがこの状態に当てはまります。

・まずは6ヶ月以上の滞在が必要

今回口座開設したBDOでは、6ヶ月以上の滞在がマストでした。

初めて銀行へ伺った時は滞在が4ヶ月ほどだったので、どうしようもなく、、

BPI、PNBP、RCBCなどの大手銀行、Land Bankなどの地方銀行も数件まわりましたが

ツーリストビザということを伝えると門前払い

そしてフィリピンあるあるですが 銀行や支店、担当するスタッフによっても匙加減が違うという事があります。

今回はあくまで私が現地で体験した事をもとにお伝えしていきますので、実際と異なる場合があります。ご了承ください。

・必要だった書類、手続き

今回、唯一門前払いされずに、口座開設ができそうだったのが BDO でした。

その際に必要だった書類・手続きについて説明していきます。

(BDOはジャパンデスクもありますので、日本に滞在しながら口座開設をお考えの方はそちらを利用するのが良いと思います。)

  • 賃貸契約書
  • パスポート(半年間の滞在を証明するため)
  • ACRカード
  • デポジット(500ドル)

以上です。

では、それぞれを詳しくお伝えしていきます。

賃貸契約書

日本だと書類を交わして賃貸契約することが当たり前だと思いますが、私が住んでいるボホール島ではほとんどありません。交渉してお金を支払うのみという極めてシンプルな手続き。

もちろん私たちは持っていなかったので大家に相談して作成しました。

作成した流れも以下で説明しますので、必要な方は読んでください。

まず大家に相談しましたが”何のこっちゃわからない状態”だったので、各地域を管轄するバランガイ(役所のようなところ)に聞きにいきました。

そこで賃貸契約書の原本を見せてくれたので(決して貰えるわけではない。) 写真を撮り、自分で作成。

印刷して必要項目を記入し自分たちと大家のサイン、そしてバランガイの代表のサインを貰い、完成。という流れでした。

実際に使用した賃貸契約書の原本はこちら↓

パスポート

上記でもお伝えしたように、6ヶ月以上の滞在が必要ですので

パスポートの出入国で滞在期間を確認します。

ACRカード

60日以上滞在する際に発行することが義務付けられている外国人登録カード。。

通常2ヶ月目のビザ更新時に一緒に申請します。

パスポート以外の公的な身分証明書になるので、長期滞在する場合は必須。

デポジット

BDOでは、外国人はペソアカウントではなくドルアカウントでしか開設できないとのことでした。

なのでデポジットもドルで用意する必要があります。

ドルアカウント情報として・・・

  • 日本円をフィリピン口座に送金する際はドルで送金する必要がある
  • 窓口であればドルで引き出すか、フィリピンペソにするかを選択できる
  • ATMの場合はフィリピンペソのみ引き出すことが可能

円 → ドル への両替レートは利用する送金システム(Wiseや楽天銀行など)によりますが

ドル → フィリピンペソがどのくらいのレートになるのかがまだわからないので、実際に利用開始でき次第、更新していきます。

最後に

以上、私の体験談をもとに口座開設について解説しました。

上記でも述べましたが、フィリピンは人や地域によってルールが異なる場合があります。(面倒な時は断られる事も。)

外国人の身分で移住するというのは、現地の方の協力が必要不可欠です。

手続きやお願いする際は慎重に進めましょう!

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